リピトール服用上の注意と横紋筋融解症について

リピトールは脂質異常症の治療に用いられる薬です。

これの有効成分はアトルバスタチンというものです。

アトルバスタチンはスタチン系という分類に属する薬で、人の体内に入るとHMG−CoA還元酵素という酵素の機能を阻害します。

HMG−CoA還元酵素は人の体内でコレステロールを生合成するために必要な酵素であり、これを阻害することによって血中のコレステロール値が低くなるのです。

リピトールを服用する上での注意点に関してですが、この薬は横紋筋融解症という副作用を起こしやすいです。

横紋筋融解症とは随意筋である横紋筋が融解して、血液中に筋肉成分が溶け出してしまう状態をいいます。

この初期症状としては筋肉痛のような症状が現れることがあります。

この横紋筋融解症はリピトール服用開始後半年以内に起こるケースが多いので、この期間に筋肉痛のような症状が現れた場合には早めに医師に相談するようにしましょう。

またリピトールの有効成分のアトルバスタチンは肝臓でCYP3A4によって代謝を受ける薬物です。

このCYP3A4で代謝される薬物はCaブロッカー、抗HIV薬、マクロライド系抗生物質など多数あります。

これらを併用するとCYP3A4を競合し、両者の血中濃度が上昇し副作用が現れやすくなるので注意が必要です。