脂質異常症を改善する薬リピトール

リピトールは、脂質異常症を改善する薬です。

肝臓にはコレステロールを合成するという働きがあります。

リピトールはHMG‐CoA還元酵素の働きを阻害することで、コレステロールの合成を抑制します。

リピトールによって肝臓内でコレステロールが不足すると、胆汁酸などを作ることがでできないため、血中から悪玉コレステロールを取り出して材料にします。

すると血液中の悪玉コレステロール値が低下するという仕組みです。

作用は非常に強いのでストロングスタチンに分類され、半減期は9時間と長いです。

そのため通常スタチンは夕食後に服用しなければなりませんが、リピトールは朝食後でも夕食後でも効果に違いはありません。

リピトールを代謝する肝薬物代謝酵素CYP3Aは、C型慢性肝炎の治療薬であるテラプレビルによって働きを阻害されるため、これらの薬を併用することはできません。

またグレープフルーツに含まれるフラノクマリンも阻害するので注意します。

同じ柑橘系でもレモンやバレンシアオレンジ、温州みかんは摂取しても問題ありません。

リピトールの低さ用には胃部不快感や便秘、下痢などがあります。

服用半年以内に横紋筋融解症のリスクが高まるので、腎機能が低下している人には処方しません。